草の根・人間の安全保障無償資金協力「バターン州ヘルモサ町アルマセン小学校における教室兼洪水避難所整備計画」引渡式
平成28年7月27日


7月26日、当館榎書記官は、バターン州ヘルモサ町において、草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として実施された「アルマセン小学校における教室兼洪水避難所整備計画」の引渡式に出席しました。 引渡式典には、イントン・ヘルモサ町長を始めとして、ディゾン・教育省バターン地方事務所次長、町役場関係者及び学校関係者などが出席しました。
ヘルモサ町は、その地理的な特性から、集中豪雨時に洪水の影響を受けやすい環境下に置かれています。特に、同町のアルマセン小学校では、ひとたび洪水が発生するとその水位は2メートルを超えることがあり、水害に伴う休校は年間約30日間にも及んでいました。また、住民の避難所についても整備されておらず、同町では洪水発生時にも利用可能な高床式の校舎兼避難所の整備が喫急の課題となっていました。
本件事業は、アルマセン小学校に対し、水害時の避難所としての機能を兼ねた高床式の1校舎4教室を整備するものであり、2013年度に日本大使館よりヘルモサ町に対して100,220米ドル(約820万円)が供与されました。本件事業の実施によって、同校の児童及び教員(約450名)の学習・就労環境が改善されるとともに、水害時の避難所の確保を通じて、学校近隣住民約600名の生活環境が向上します。
草の根・人間安全保障無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、フィリピンでは1989年から現在に至るまでの間に、計519件の事業を実施してきています。こうした草の根レベルの支援についても我が国は従来より積極的に取り組んでおり、本件事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。
ヘルモサ町は、その地理的な特性から、集中豪雨時に洪水の影響を受けやすい環境下に置かれています。特に、同町のアルマセン小学校では、ひとたび洪水が発生するとその水位は2メートルを超えることがあり、水害に伴う休校は年間約30日間にも及んでいました。また、住民の避難所についても整備されておらず、同町では洪水発生時にも利用可能な高床式の校舎兼避難所の整備が喫急の課題となっていました。
本件事業は、アルマセン小学校に対し、水害時の避難所としての機能を兼ねた高床式の1校舎4教室を整備するものであり、2013年度に日本大使館よりヘルモサ町に対して100,220米ドル(約820万円)が供与されました。本件事業の実施によって、同校の児童及び教員(約450名)の学習・就労環境が改善されるとともに、水害時の避難所の確保を通じて、学校近隣住民約600名の生活環境が向上します。
草の根・人間安全保障無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、フィリピンでは1989年から現在に至るまでの間に、計519件の事業を実施してきています。こうした草の根レベルの支援についても我が国は従来より積極的に取り組んでおり、本件事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。