無償資金協力「台風ヨランダ災害復旧・復興計画」国立航海技術訓練センター復旧機材整備計画に関する引渡式

2016/7/28
供与された機材(高速救助艇等)
ファメロナグ次官スピーチ
7月27日、レイテ州タクロバン市において、フィリピン共和国に対する無償資金協力「台風ヨランダ災害復旧・復興計画」で実施する事業のうち、国立航海技術訓練センター復旧機材整備計画に関する引渡式が行われました。引渡式には、当館大谷書記官が出席しました。先方からは、ファメロナグ労働雇用省次官が出席し、深い感謝の意が述べられました。
 
本事業では、フィリピンにおける主要な船員教育機関の一つである国立公開技術訓練センターの教育訓練機材が、2013年11月に発生した台風30号(フィリピン名:ヨランダ)により甚大な被害を受けたことから、その機材復旧を行いました。フィリピンは世界最大の船員供給国であり、日系海運業においても多くのフィリピン人船員が活躍しています。今回の復旧を通じ、日系海運業にとっても重要である優秀なフィリピン人船員の育成が継続されることが期待されます。「台風ヨランダ災害復旧・復興計画」では、今回引渡を行う機材復旧の他、台風ヨランダの被災地域において、災害に強い社会の形成に向けた医療施設、小学校、地方政府庁舎等の社会インフラや空港、電力等の経済インフラ、気象レーダー等の防災インフラの早期復旧・復興等を支援しています。これにより、フィリピン政府が進めている災害に強い社会の形成に貢献するとともに、フィリピンの持続的経済成長及び我が国との緊密な経済関係が維持・促進されることが期待されます。

 防災及び災害対策の分野における協力は、共に自然災害多発国である日比両国間の協力の主要な柱の一つであり、本事業の実施は、両国間の戦略的パートナーシップの一層の発展に寄与するものです。最近のフィリピン国内において増大している自然災害による被災状況を踏まえ、日本政府としては、今後とも必要な支援を行っていく方針です。
 
[関連リンク]
・外務省HP フィリピン中部における台風被害
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page24_000158.html
 
・ODA見える化サイト 台風ヨランダ災害復旧・復興計画
 http://www.jica.go.jp/oda/project/1361140/index.html