人材育成奨学計画(JDS)奨学生の壮行会

平成28年8月5日
JDS奨学生の壮行会
8月4日(木)、当館伊従公使は、パッシグ市内において行われた我が国無償資金協力による「人材育成奨学計画(JDS)」(第14期)奨学生の壮行会式典に出席しました。この式典にはツンパラン国家経済開発庁(NEDA)次官をはじめとしたフィリピン政府関係者が列席しました。
 
人材育成奨学計画は、フィリピンの若手行政官等を対象に1年間又は2年間の日本の大学院へ留学するための資金を無償で供与するものです。この協力により、財政政策・投資促進政策・中小企業振興、行政官の能力向上、交通インフラ、ミンダナオ地域開発/バンサモロ自治政府設立支援などの分野において将来を担う指導者が輩出されるとともに、二国間の相互理解や知的ネットワークの形成促進が期待されます。
 
平成28年度は、フィリピンの対象政府機関及びミンダナオ島を拠点とするNGO等から、第14期奨学生として20名を受け入れます。2002年のプログラム開始以来、これまで279人のJDS奨学生が訪日しています。今回の第14期奨学生を加えると、合計で299人が訪日することとなります。
  
※ 第14期奨学生の出身機関及び受入れ大学
●出身機関
国家経済開発庁(地方事務所を含む)、フィリピン国家統計局、保健省、人口委員会、マニラ首都圏開発庁、公共事業道路省、農業省傘下機関、環境天然資源省傘下機関、フィリピン中央銀行、フィリピン開発銀行、行政監察院、会計監査委員会、ミンダナオ島を拠点とするNGO(アダットベタッド、平和開発青年団)
 
●受入れ大学
国際大学大学院(国際関係学研究科 国際開発学プログラム)、神戸大学大学院(国際協力研究科 開発政策特別コース)、国際基督教大学大学院(アーツ・サイエンス研究科 公共政策・社会研究専攻)、明治大学専門職大学院(ガバナンス研究科 ガバナンス専攻)、名古屋大学大学院(環境学研究科 国際環境人材育成プログラム)、政策研究大学院大学(政策研究科 公共政策プログラム)、広島大学大学院(国際協力研究科 開発科学専攻開発技術コース)