草の根・人間の安全保障無償資金協力「比消防局に対する緊急車両整備計画」引渡式 及び 署名式

2016/12/16




12月14日、石川和秀駐フィリピン大使は、ケソン市にあるフィリピン大学において、草の根・人間の安全保障無償資金協力事業の引渡式及び署名式に出席しました。本式典では、比消防局に対する緊急車両整備計画(注1)のうち、2015年度「ビサヤ地方11市町に対する緊急車両整備」の引渡式及び2016年度「ミンダナオ地方15市町に対する緊急車両整備計画」の署名式が実施され、バルエロ消防局長を始めとして、スエノ内務自治大臣、マラノ天文気象庁長官、車両配置先の市町長、約200名の消防隊員など関係者が出席しました。

現在、フィリピン消防局では、人命救助および消火活動に必要な緊急車両が不足しており、国内全土の消防署に必要な数の緊急車両を配置することが困難な状況です。本事業は、フィリピン消防局の救助・消火活動の強化を目的として、2013年の台風ヨランダ復興支援をきっかけに始まり、今回の署名式を以って3年目を迎えました。これらの事業を通じて、合計693,579米ドル(約7千万円)が供与され、計54台の緊急車両が整備されます。

本事業により、フィリピン消防局の緊急事態に対する諸活動が強化され、ビサヤ地方のおよそ300万人、ミンダナオ地方のおよそ660万人が裨益することが期待されています。

なお、草の根・人間安全保障無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、フィリピンでは、1989年から現在に至るまでの間に、計520件の事業を実施いたしました。こうした草の根レベルの支援についても我が国は従来より積極的に取り組んできており、本件事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップの強化に寄与するものです。



(注1)本緊急車両整備計画は草の根・人間安全保障無償資金協力事業の一環として実施されています。

【2014年度】
1. 案 件 名: 台風ヨランダ被災地向け緊急車両整備計画
2.供与金額: 202,760米ドル
3.供与台数: 20台(消防車17台、救急車3台)
4. 配 布 先: ビサヤ地方(17市町)

【2015年度】
1. 案 件 名: ビサヤ地方11市町に対する緊急車両整備計画
2.供与金額: 240,572米ドル
3.供与台数: 17台(消防車9台、救急車7台、レスキュー車1台)
4. 配 布 先: ビサヤ地方(11市町)

【2016年度】
1. 案 件 名: ミンダナオ地方15市町に対する緊急車両整備計画
2.供与金額: 250,247米ドル
3.供与台数: 17台(救急車14台、消防車2台、レスキュー車1台)
4. 配 布 先: ミンダナオ地方(15市町)