無償資金協力「台風ヨランダ災害復旧・復興計画」東ビサヤ地域医療センター外来診療棟建設計画に関する引渡式

平成29年9月29日

建物の引渡し

ウビアル保健大臣と桑原日本大使館公使

外来棟外観

外来棟内部

9月21日、レイテ州タクロバン市において、フィリピン共和国に対する無償資金協力「台風ヨランダ災害復旧・復興計画」で実施する事業のうちに東ビサヤ地域医療センター外来診療棟建設計画に関する引渡式関する引渡式が行われました。引渡式には、当館桑原敦公使が出席しました。先方からは、ポーリン・ウビアル保健大臣、エリック・オナ元保健大臣、ジャネット・ガリン前保健大臣等が出席し、深い感謝の意が述べられました。 
 
本事業は、当該地域における基幹病院である東ビサヤ地域医療センターが、2013年11月に発生した台風30号(フィリピン名:ヨランダ)により甚大な被害を受けたことから、その外来棟建設復旧を行うものであり、日本政府からフィリピン保健省に対し15.6億円(約14,000,000米ドル)の資金を拠出しました。今後、今回の引渡式典を行った外来棟を核として、当該地域における医療提供体制の改善が期待されます。
 
「台風ヨランダ災害復旧・復興計画」では、今回引渡を行う機材復旧の他、台風ヨランダの被災地域において、災害に強い社会の形成に向けた医療施設、小学校、地方政府庁舎等の社会インフラや空港、電力等の経済インフラ、気象レーダー等の防災インフラの早期復旧・復興等を支援しています。これにより、フィリピン政府が進めている災害に強い社会の形成に貢献するとともに、フィリピンの持続的経済成長及び我が国との緊密な経済関係が維持・促進されることが期待されます。

[関連リンク]
・外務省HP フィリピン中部における台風被害
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page24_000158.html
 
・ODA見える化サイト 台風ヨランダ災害緊急復旧復興支援プロジェクト
 http://www.jica.go.jp/oda/project/1303201/index.html