海上自衛隊練習機TC-90のフィリピンへの移転について

平成30年3月27日
  

1.平成28年9月の日フィリピン首脳会談における合意を受けた海上自衛隊練習機TC-90のフィリピン海軍への移転について、昨年3月に機体2機をフィリピン側に引き渡したのに続き、昨26日(月)、ヘラクレオ・アラノ・サングレーポイント海軍基地において、残りの機体3機の引渡しを記念する式典が開催されました。式典には、日本側から、福田達夫防衛大臣政務官及び羽田浩二駐フィリピン大使のほか、鈴木良之防衛装備庁長官、山村浩海上幕僚副長等、フィリピン側から、ロレンザーナ国防大臣、エレファンテ装備担当次官、エンペドラッド海軍司令官等が出席しました。

2.式典では、鈴木防衛装備庁長官及びエレファンテ装備担当次官によるTC-90の譲与に係る文書の署名・交換が行われた後、福田防衛大臣政務官及びロレンザーナ国防大臣がスピーチを行いました。

3.また、引渡し式典の前に福田防衛大臣政務官は、ロレンザーナ国防大臣と会談し、その際、同国防大臣からTC-90の移転に対する謝意が伝えられました。福田防衛大臣政務官からは、自由で開かれたインド太平洋戦略の下、インドと太平洋の連結点に位置するフィリピンと緊密に連携したいことを伝えました。更に、両者は、TC-90に係る支援を続けていくことで、日本とフィリピンの更なる関係強化を進めることで一致しました。