カガヤン・デ・オロ川流域洪水予警報システム改善計画 及び人材育成奨学計画(2018年派遣,2019年派遣)の署名
平成30年6月14日
1. 6月13 日,羽田浩二駐フィリピン大使は,カエタノ外務大臣とともに,3件の交換公文の署名を行いました。
2. まず,カガヤン・デ・オロ川流域洪水予警報システム改善計画の交換公文(供与額12.78億円)の署名が行われました。この無償資金協力は,ミンダナオ地域のカガヤン・デ・オロ川流域において洪水予警報システムを整備し,同流域における洪水被害の軽減を図るものです。この協力により,当該地域の安定的な経済発展に寄与することが期待されます。
3. また,人材育成奨学計画(2018年派遣,2019年派遣の2件)の交換公文(供与金額は,2018年度派遣分2.38億円,2019年度派遣分3.25億円)の署名も行われました。この無償資金協力は,フィリピンの若手行政官等を対象に,2018年度に20人,2019年に22人を日本に留学するために必要な学費等を供与するものです。この協力により,育成された人材が,将来,各分野で同国の抱える開発課題の解決に貢献するとともに,両国の相互理解,友好関係の構築に寄与することが期待されます。現在,319名の留学生を日本に派遣しました。