円借款「南北通勤鉄道延伸計画(第一期)」及び「パッシグ・マリキナ川河川改修計画(フェーズIV)」交換公文の署名




11月21日、マニラにおいて、第6回日比経済協力インフラ合同委員会の後、和泉洋人総理補佐官及び比側経済閣僚立会いの下、羽田浩二駐フィリピン大使は、ロクシン外務大臣とともに、以下2件の円借款の交換公文(供与限度額計約2,051億円)に署名しました。

1. 南北通勤鉄道延伸計画(第一期)(供与限度額:約1,672億円)
マニラ首都圏において整備を進めている南北通勤鉄道(マロロス-ツツバン)を南方はラグナ州カランバまで、北方はパンパンガ州クラーク国際空港までそれぞれ延伸するものです(延長計109km、総事業費約1兆4,000億円)。安全性・快適性及び速達性の高い公共交通の整備により、同首都圏と近郊との連結性強化、交通渋滞の緩和、市民生活の利便性向上を図ります。我が国は、アジア開発銀行(ADB)とともに、融資及び鉄道分野の知見・技術を活用し、本事業を支援します。

2. パッシグ・マリキナ川河川改修計画(フェーズIV)(供与限度額:約379億円)
マニラ首都圏は沿岸低地地域のため、洪水の深刻な影響を受けてきています。本事業は、マニラ首都圏内を貫流するパッシグ・マリキナ川において、我が国の優れた防災技術を活かし、護岸建設・改修、浚渫、堤防建設及び可動堰建設等の洪水対策を行うものです。既に竣工済みの詳細設計を行ったフェーズI、 パッシグ川及びマリキナ川の堤防改修を行ったフェーズII及びIII (平成 11、18、24年度円借款)と併せ、フィリピンにおける政治、経済、文化の中核であるマニラ首都圏の洪水被害の軽減を図ります。

両計画の実施により、持続的経済成長のための基盤の強化、リスクに対する脆弱性の克服及び生活基盤の安定・強化に寄与することが期待されます。


[関連リンク]
・外務省HP フィリピン共和国に対する円借款に関する交換公文の署名
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006759.html
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006758.html