平成30年度日本NGO連携無償資金協力「ネグロスシルク事業を基盤とする養蚕普及全国展開支援事業」贈与契約署名式

 
 
1月10日,羽田浩二駐フィリピン大使は,日本大使館において,公益財団法人オイスカとの間で平成30年度日本NGO連携無償資金協力「ネグロスシルク事業を基盤とする養蚕普及全国展開支援事業」の贈与契約に署名しました。資金供与額は,426,168米ドル(約4,800万円)です。
 
フィリピンは,民族衣装であるバロン・タガログをはじめとした織物の生産が盛んであるものの,材料となる生糸の多くを中国等からの輸入に頼っています。フィリピン政府は,すべての生糸の国産化を目指し,20年以上にわたってネグロス島において養蚕支援事業を実施してきた公益財団法人オイスカと共に,養蚕の全国展開に取り組みます。
 
本事業では,国内3州(ルソン地方ベンゲット州,ビサヤ地方アクラン州,ミンダナオ地方東ミサミス州)を事業地とし,養蚕普及のためのリーダー育成セミナー,養蚕農家向け短期研修,桑園整備等を通じ,モデルとなる養蚕農家の誕生を目指します。本事業により,同州において,繭及び良質な生糸が増産されることが期待されます。
 
日本NGOによる途上国での開発事業を支援する日本NGO連携無償は,2002年から開始されました。フィリピンでは,現在までに計49件の贈与契約が締結されており、支援総額は約11億円に上っています。今回署名した案件は我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップの更なる強化にも資するものです。