モンテンルパ美術館への人形の寄贈:「平和への祈り-アリシア・キリノ元大統領夫人と3人の子ども」

  
  
  


2月28日、羽田浩二駐フィリピン大使は、加納二郎・公益財団法人加納美術振興財団理事長とご夫人の加納佳世子・加納美術館名誉館長等と面会しました。加納名誉館長は、ご夫君の加納莞蕾氏がキリノ元大統領に何十通もの嘆願書を送り戦犯恩赦を働きかけたことから、フィリピンとは深いつながりがあります。今回の面会では、安部朱美・人形作家が作成した人形「平和の祈り-アリシアと3人の子ども」をご持参いただき、大使及び大使館員へお見せいただきました。
 
キリノ元大統領の夫人と3人の子どもたちは戦時中に日本兵によって殺害されましたが、1953年、同大統領はモンテンルパの刑務所に収容されていた105名の日本人戦犯の恩赦を発表しました。人形「平和の祈り-アリシアと3人の子ども」は、亡くなられた夫人と3人の子どもたちが天使となった姿をあらわしています。
 
この人形は、加納美術振興財団より、キリノ財団へ贈呈され、3月1日に開館したモンテンルパ美術館に、加納莞蕾氏の嘆願書とともに展示されました。3月1日の美術館開館式におけるスピーチにて、加納名誉館長は、戦犯恩赦を認めたキリノ大統領の功績を、我々日本人は心から感謝し、忘れてはならないと述べられました。

 
関連リンク:キリノ元フィリピン大統領の顕彰碑除幕式
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_003390.html