ASEAN+3緊急米備蓄・日本拠出米を台風被災者へ配布

令和元年10月15日

 


10月5日,北イロコス州バカラ町において,ASEAN+3緊急米備蓄(ASEAN Plus Three Emergency Rice Reserve:APTERR)の枠組みで日本から拠出した560トンの米の配布式典が開催されました。当館より中田経済公使,森書記官が出席したほか,ダンサル比国家食糧庁長官,パモナグ社会福祉開発省次官,シンファリーAPTERR事務局長のほか,今年8月に北部ルソン島を襲った台風11号(フィリピン名:イネン)及び台風12号(フィリピン名:ジェニー)による被災者約400名が出席しました。
 
今回の食料支援を行ったAPTERRは,東アジア地域における食料安全保障の強化と貧困撲滅を目的に,大規模災害等の緊急時に備える枠組みとして,2002年のASEAN+3農林大臣会合で決定され,2018年には,マラウィ周辺の避難者支援として,225トンの米を日本から拠出しています。日本政府は,引き続き,東アジア地域の食料安全保障強化と貧困撲滅に貢献して参ります。