草の根・人間の安全保障無償資金協力 コタバト市における現地NGO等との意見交換会
令和2年2月7日
2020年1月29日、ミンダナオ島コタバト市内にて、草の根・人間の安全保障無償資金協力に関する現地NGO等との意見交換会を実施しました。ダバオ総領事館から三輪ダバオ総領事,当館から玉林一等書記官,平野三等書記官,外務本省から樋口専門調査員が出席しました。また,コタバト市をはじめとした地方自治体、バンサモロ自治地域(BARMM)の基礎・高等・技術訓練教育省、保健省、農業・漁業・農地改革省などの関連省庁、NGO団体など,30団体約70名が参加しました。
三輪ダバオ総領事は開会のあいさつの中で、ミンダナオ島における平和と開発は我が国の対フィリピン国別開発協力の重点分野であり、草の根・人間の安全保障無償資金協力だけでも,2006年から現在までに100件以上(計約1千万ドル)のミンダナオ島への支援が実現したと説明しました。
意見交換会では、草の根事業の概要、草の根事業の申請に関するアドバイス、選定から実施までの流れを説明した後、過去に本事業を実施したことのあるNGO(ミンダナオ子ども図書館)及び地方自治体(スルタン・マストゥラ町)が実施における課題・教訓等に関するプレゼンテーションを行われ、その後、参加団体による草の根プロジェクト案のブレインストーミングが行われました。
参加者からは申請や実施に関する様々な質問が寄せられたほか、草の根支援という地域に根付いた協力に感謝する声も多く寄せられました。この意見交換会を通して,より効果的な案件形成に繋がっていくことが期待されます。
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