上川外務大臣によるエスクデロ上院議長表敬及び女性・平和・安全保障(WPS)関係者との意見交換会
令和6年7月9日
現地時間7月9日(日本時間同日)、フィリピン共和国を訪問中の上川陽子外務大臣は、エクスデロ上院議長表敬及びWPS関係者との意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 エスクデロ上院議長表敬
現地時間7月9日午前11時(日本時間同日正午)から約30分間、上川大臣は、フランシス・“チズ”・ エスクデロ上院議長(Hon. Francis “Chiz” ESCUDERO, President of the Senate of the Philippines)を表敬しました。
(1)冒頭、エスクデロ上院議長から、上川大臣のフィリピン訪問を歓迎する旨述べつつ、日本との友好関係を更に強化したい旨発言がありました。これに対し、上川大臣は、上院議長就任への祝意を述べた上で、今回のフィリピン訪問の際の一連の会談において、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた連携強化を確認することができた旨述べるとともに、2026年(令和8年)の日・フィリピン国交正常化70周年を見据え、エスクデロ上院議長の協力も得ながら、幅広い分野で二国間関係を更に深化させたい旨述べました。
(2)上川大臣から、部隊間協力円滑化協定(RAA)を含む安全保障・海洋協力、経済安全保障分野の協力、インフラ整備等を通じた経済分野の協力及び人的・文化交流を一層強化したい旨述べました。これに対し、エスクデロ上院議長は、RAAの上院による早期批准を含め、幅広い分野における二国間協力の着実な進展に向けて尽力していきたい旨述べました。
(3)両者は、地域・国際社会の諸課題についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。
2 WPS関係者との意見交換会
現地時間7月9日正午(日本時間同日午後1時)から約85分間、上川大臣は、カリート・ガルベスJ.和平・和解・統合担当大統領顧問(Secretary Carlito G Galvez, Jr, Presidential Advisor on Peace, Reconciliation and Unity)、ラ イ サ ・ ジ ャ ジ ュ リ ー ・ バ ン サ モ ロ 暫 定 自 治 政 府 社 会 サ ー ビ ス 開 発 大 臣(Minister Raissa Jajurie, Minister for Social Services and Development, Bangsamoro Transition Authority)及びミリアム・コロネル=フェラー・フィリピン大学教授 (Professor Miriam Coronel-Ferrer, University of the Philippines)との間で、ミンダナオ和平及びWPSについて意見交換を行いました。
(1)冒頭、上川大臣から、ミンダナオ和平は、フィリピンの安定に直結し、インド太平洋地域の平和と安定にとっても重要、来年のバンサモロ自治政府樹立に向けて、WPSの視点も踏まえた社会経済開発支援を継続したい旨述べた上で、自身も長年にわたってジェンダー平等の推進に取り組んでおり、WPSを主要外交政策の一環として推進している旨述べました。
(2)ガルベス顧問、ジャジュリー大臣及びフェラー教授からは、ミンダナオにおけるWPSに関する取組、フィリピンのジェンダー政策や女性の政治参画の現状等についてそれぞれ説明がありました。
1 エスクデロ上院議長表敬
現地時間7月9日午前11時(日本時間同日正午)から約30分間、上川大臣は、フランシス・“チズ”・ エスクデロ上院議長(Hon. Francis “Chiz” ESCUDERO, President of the Senate of the Philippines)を表敬しました。
(1)冒頭、エスクデロ上院議長から、上川大臣のフィリピン訪問を歓迎する旨述べつつ、日本との友好関係を更に強化したい旨発言がありました。これに対し、上川大臣は、上院議長就任への祝意を述べた上で、今回のフィリピン訪問の際の一連の会談において、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた連携強化を確認することができた旨述べるとともに、2026年(令和8年)の日・フィリピン国交正常化70周年を見据え、エスクデロ上院議長の協力も得ながら、幅広い分野で二国間関係を更に深化させたい旨述べました。
(2)上川大臣から、部隊間協力円滑化協定(RAA)を含む安全保障・海洋協力、経済安全保障分野の協力、インフラ整備等を通じた経済分野の協力及び人的・文化交流を一層強化したい旨述べました。これに対し、エスクデロ上院議長は、RAAの上院による早期批准を含め、幅広い分野における二国間協力の着実な進展に向けて尽力していきたい旨述べました。
(3)両者は、地域・国際社会の諸課題についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。
2 WPS関係者との意見交換会
現地時間7月9日正午(日本時間同日午後1時)から約85分間、上川大臣は、カリート・ガルベスJ.和平・和解・統合担当大統領顧問(Secretary Carlito G Galvez, Jr, Presidential Advisor on Peace, Reconciliation and Unity)、ラ イ サ ・ ジ ャ ジ ュ リ ー ・ バ ン サ モ ロ 暫 定 自 治 政 府 社 会 サ ー ビ ス 開 発 大 臣(Minister Raissa Jajurie, Minister for Social Services and Development, Bangsamoro Transition Authority)及びミリアム・コロネル=フェラー・フィリピン大学教授 (Professor Miriam Coronel-Ferrer, University of the Philippines)との間で、ミンダナオ和平及びWPSについて意見交換を行いました。
(1)冒頭、上川大臣から、ミンダナオ和平は、フィリピンの安定に直結し、インド太平洋地域の平和と安定にとっても重要、来年のバンサモロ自治政府樹立に向けて、WPSの視点も踏まえた社会経済開発支援を継続したい旨述べた上で、自身も長年にわたってジェンダー平等の推進に取り組んでおり、WPSを主要外交政策の一環として推進している旨述べました。
(2)ガルベス顧問、ジャジュリー大臣及びフェラー教授からは、ミンダナオにおけるWPSに関する取組、フィリピンのジェンダー政策や女性の政治参画の現状等についてそれぞれ説明がありました。