「バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域における地元で収穫された産品を使った「農場から学校へ」給食プログラム推進計画」の立ち上げ式
令和6年7月23日
7月23日、コタバト市において令和5年度の国連世界食料計画(WFP)との無償資金協力プロジェクトを立ち上げる式典が開催され、二瓶公使が出席しました。その他、式典には・ディパヤン・バタチャーヤWFPフィリピン事務所副代表、バンサモロ暫定自治政府のモハガー・イクバル基礎・高等・技術訓練教育大臣やモハメド・ヤコブ農業・漁業・農地改革大臣等が出席しました。
本事業では、日本政府からの拠出約7.37億円によりバンサモロ・ムスリム・ミンダナオ地域(BARMM)における生計、食料安全保障及び栄養の向上と教育改善を行います。WFPは3年間でBARMM内の対象市町村内において学校給食プログラムの設立を行い、登校日において約1万人の児童に栄養価が高く多様な給食を提供するとともに、地元の小規模農家と学校を結びつけ、学校給食に特化したサプライチェーンを確立します。
式典において、二瓶公使は、本プロジェクを通じて子供たちが安心して学校に通い、安定的に栄養のある給食を食べ、健康的に勉強に集中できることを期待すると述べるとともに、本プロジェクトが地域の生計や食料安全保障や栄養の向上のみならず、農業及び経済発展にも貢献することを強調しました。