フェルナンド・サンチェス・フィリピン大学ロスバニョス校教授・元学長の外務大臣表彰の受賞
令和6年8月1日
8月1日、日本国外務省は、農学における日本とフィリピンとの学術交流の促進に貢献したとして、フェルナンド・C・サンチェス・ジュニア・フィリピン大学ロスバニョス校教授・元学長に外務大臣表彰を授与すると発表しました。

サンチェス教授は、1998年に国費留学生として東京農業大学大学院で博士号を取得しました。その後、同教授は、2014年から2020年まで2期にわたりフィリピン大学ロスバニョス校の学長を務め、日本での経験と人脈を生かして東京農業大学、帯広畜産大学、北海道大学、京都大学、長崎大学、千葉工業大学、東京農工大学などとの学術交流を積極的に推進しました。特に、2015年の名古屋大学アジアサテライト・キャンパスの設立に尽力しました。

また、同教授は、国費留学生の選考委員を長年務めるとともに、2019年からは、「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の下で実施されている「気候変動下での持続的な地域経済発展への政策立案のためのハイブリッド型水災害リスク評価の活用」(HyDEPP)において研究代表を務め、そのリーダーシップが高く評価されています。