フェルナンド・サンチェス・フィリピン大学ロスバニョス校教授・元学長の外務大臣表彰授賞式

令和6年10月22日

2024年10月22日、遠藤和也大使は、日本とフィリピンの農業学術交流の促進への貢献により外務大臣表彰を受賞したフェルナンド・サンチェス・フィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)教授・元学長の表彰式を開催しました。

式典には、前通商産業省長官のアルフレド・パスクアル前貿易産業大臣(元フィリピン大学理事長)、アンヘロ・ヒメネス・フィリピン大学理事長、その他のフィリピン大学関係者、サンチェス教授の友人や家族らが出席しました。


遠藤大使はスピーチの中で、サンチェス教授の目覚ましい功績と、農業、学術、文化交流を通じた二国間の関係強化への尽力に賞賛の意を表しました。また、生誕100周年を記念して東京の日比谷公園にホセ・リサール博士の胸像が設置された際、サンチェス氏が造園家としての経験を活かしてそのデザインを担当したことにも言及しました。

さらに遠藤大使は、サンチェス教授がUPLB学長としてUPLBに名古屋大学アジア・サテライト・キャンパスを設立することに尽力するとともに、東京農業大学、北海道大学、京都大学、長崎大学など日本の大学との連携を拡大する上で極めて重要な役割を果たしたことを高く評価しました。


これに対し、元文部科学省奨学生であるサンチェス教授は、今回の受賞について日本への謝意を表しました。 また、両国の文化的・学術的な結びつきが今後も強化されることへの期待を述べました。