日本政府とフィリピン政府、NGOアクションによる、リスクの高い子ども達のための新たな支援プロジェクトの立ち上げ

令和7年1月24日

(c) JICA Philippines

2025年1月15日、フィリピン社会福祉開発省において、少年犯罪者のリハビリテーションやエンパワーメントおよび社会復帰を目指した、新たなプロジェクト立ち上げのための合意文書の署名式が行われました。このプロジェクトは、日本政府のODAの一環として、JICA草の根技術協力プロジェクトとして実施されるもので、日本政府とフィリピン政府(主に、社会福祉開発小と少年司法福祉委員会)の連携のもと、横田宗氏が代表を務める特定非営利活動法人アクション(NPO法人ACTION)がこの分野における豊富な経験を活かして実施します。
 
 
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本署名式には、大使館から青木史子一等書記官が参加したほか、JICAフィリピン事務所の坂本威午所長が出席し、スピーチにおいて、「この草の根技術協力プロジェクトは、特にCICLやCARなどの子どもたちを支援することを目的としており、誰一人取り残さない包摂的な社会を目指しています。生活環境が子どもの道を誤らせることがあるかもしれませんが、そのような場合には、そのリハビリテーション、エンパワーメント、および社会復帰を支援することは私たちの共通の責任であるべきです」と述べました。

このプロジェクトによって、対象地域の自治体の社会福祉士が少年非行事件を処理する能力を向上させた上で、地域独自の包括的な地方少年介入プログラムを作成する能力を身につけることが期待されています。