令和三年日本人戦没者慰霊祭

令和3年8月18日
 

  

    8月15日、在フィリピン日本国大使館広報文化ホール内において、日本人戦没者慰霊祭を開催いたしました。
 本年の慰霊祭は、フィリピン政府の新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に関するコミュニティ隔離措置のため、国内外の移動制限や集会に関する種々の制限が課されている状況及び同感染症感染拡大防止の観点より、例年のようにラグナ州カビンティ市のカリラヤ日本人戦没者慰霊園にて執り行うことを断念し、在フィリピン日本国大使館にて、越川和彦日本国大使及び岡島洋之公使兼総領事が謹んで在留邦人の皆様を代表して追悼の辞を述べ献花を行わせていただく形式にて執り行いました。また、在留邦人の皆様には、昨年同様に、慰霊祭の模様の同時(ライブ)動画配信(Microsoft Teams)を御利用いただき、ご自宅等でご参列いただきました。
 式典では、在留邦人代表の細谷明宏マニラ日本人会会長の追悼の辞及びドゥテルテ大統領からのメッセージを岡島公使兼総領事が代読させていただきました。最後に、越川大使が戦没者の方々に追悼の言葉を捧げつつ、両国の先人達に敬意を表し、一層強い日比関係の強化に向けて尽力する旨述べました。また、式典終了後、越川大使より、フィリピン国内の新型コロナウイルス感染症感染拡大を受け、在留邦人の皆様へのメッセージを発表しました。
 なお、慰霊祭に先立って、3月6日、越川大使夫妻がカリラヤ日本人戦没者慰霊園を訪れ、ミルバート・L・オリベロス・カビンティ市長らと共に、比島戦没者の碑に献花し、先の大戦における戦没者を悼むと共に、我が国が戦後一貫してきた平和国家としての歩みを堅持することを誓いました。
 
 
細谷明宏マニラ日本人会会長 追悼の辞
越川和彦駐フィリピン日本国大使 閉会の辞
カリラヤ慰霊園での慰霊の模様