令和3年度日本NGO連携無償資金協力 贈与契約書取り交わし
令和4年3月15日





3月14日、越川和彦駐フィリピン大使は、特定非営利活動法人 イカオ・アコとの間で令和3年度日本NGO連携無償資金協力「農家の生計向上を目指す高品質イチゴの観光農園の普及事業(第3年次)」の贈与契約書に署名しました。(資金供与額:277,455米ドル)
本事業は西ネグロス州シライ市パタグ村において、日本の技術を取り入れることによって高品質のイチゴ栽培・流通・販売体制の構築を目指すものです。農場の建設、イチゴ栽培技術の指導、販売先確保のためのツール開発及び観光農園の建設・運営等を地域行政との連携も行いながら進めることによって農家の生計向上を図り、将来的には貧困の解消や就学率の向上を目指します。
日本NGO連携無償資金協力は、日本のNGOによる途上国での開発事業を支援するものであり、2002年に開始されました。フィリピンでは現在までに本契約を含め、計57件の贈与契約が締結されており、支援総額は15億円以上にのぼります。今回署名した案件は、我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップのさらなる強化に資するものです。