令和4年度日本NGO連携無償資金協力 贈与契約書取り交わし
令和4年7月4日

6月28日、越川和彦駐フィリピン大使は、公益社団法人 国際農業者交流協会との間で令和4年度日本NGO連携無償資金協力「安全野菜生産技術普及活動及び野菜流通販売改善事業(第2年次)」の贈与契約書に署名しました。(資金供与額:513,716米ドル)
本事業は、フィリピン農業省(DA)、各地方農政局及び地方自治体との協力体制のもと、フィリピン国内において入手可能な資材から生産した炭・木酢液・堆肥を活用する安全野菜栽培技術を紹介するとともに、野菜流通過程の様々な無駄な過程を省き、生産コストの削減及び野菜の出荷・流通全体を改善することを目的とする事業です。出荷場建設、予冷設置工事、安全野菜技術に関する教材の作成等を通じ、収入確保に繋がる手法の普及を目指します。
日本NGO連携無償資金協力は、日本のNGOによる途上国での開発事業を支援するものであり、2002年に開始されました。フィリピンでは現在までに本契約を含め、計58件の贈与契約が締結されており、支援総額は16億円以上にのぼります。今回署名した案件は、我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップのさらなる強化に資するものです。