比沿岸警備隊に対する日米合同能力向上支援
令和4年11月7日


海上保安庁は、10月23日から11月5日まで、国際協力機構(JICA)の技術協力の一環として、モバイル・コーポレーション・チームを派遣し、米国沿岸警備隊(USCG)と共にフィリピン沿岸警備隊(PCG)の能力向上支援を実施しました。海上保安庁のMCTは、これまで海外の海上保安機関に対し、海上の安全・保安に関する能力向上支援を行ってきました。


海上保安庁、PCG、USCGが協力してマニラにおいて合同で能力向上支援を行うのは、今年3回目となります。今回の能力向上支援は、PCGの運用・救助能力を強化することを目的としており、日本から提供された97m級巡視船「BRP Melchora Aquino」と44m級巡視船を使って、曳航や消火等にかかる技術指導が行われました。また、海上保安庁のMCTは、USCGがPCGに対して実施している小型船操縦指導員プログラムにも参加しました。
1948年の海上保安庁設立以来、USCGと海上保安庁は緊密な協力関係にあり、様々な機会を通じてパートナーシップと協力を強化してきました。また、両機関は、インド太平洋地域の外国海上保安機関に対する能力向上支援を行ってきました。
海上保安庁は、今後もUSCGとともに、PCGに対する能力向上支援を実施していきます。