越川大使による福者・高山右近像の着座式への出席

令和4年12月21日
 

12月21日、越川大使は、マニラ首都圏マニラ市のサンミゲル教会において、福者・高山右近(1552-1615)像の着座式に出席しました。 マニラ大司教のホセ・アドヴィンクラ枢機卿、高山右近の研究者であるエルネスト・デ・ペドロ博士、マニラ日本人会の高野誠司会長及びその他のサンミゲル教会の関係者も出席しました。
 
 
 
越川大使は挨拶の中で、福者・高山右近の先駆的な遺産が何世紀にもわたって生き続けていると述べ、より多くの日本人訪問者が像を通して同氏への理解を深めることを望んでいると述べました. 越川大使は、「彼はフィリピンの人々の温かさともてなしを体験することができ、これが日本とフィリピンの長年にわたる友情の発芽となった。」と述べました。
 
福者・高山右近の像の着座は、同氏が約350 人のカトリック信者とともに日本からマニラに亡命してから 408 周年となることを記念するものでもありました。 日・フィリピン関係における重要人物である高山右近は、日本でキリスト教徒が迫害されていた時代に、カトリック信仰のために追放された元領主であり武士でした。 同氏は 1615 年 2 月 3 日にイントラムロスで亡くなり、2017 年にバチカン(ローマ教皇庁)によって列福されました。