令和4年度日本NGO連携無償資金協力 贈与契約書取り交わし

令和5年3月13日
 
 
3月13日、越川和彦駐フィリピン大使は、特定非営利活動法人 イカオ・アコとの間で令和4年度日本NGO連携無償資金協力「干ばつが常態化するボホール州における、雨水貯留タンクの建設による、安全な水の供給と衛生教育の体制づくり(第1年次)」の贈与契約書に署名しました。(資金供与額:184,042米ドル)
 
本事業はボホール州の離島・山間地域において、水供給システムの建設、システム維持管理体制の構築及び衛生教育を行うことにより、住民の健康状態の改善を目指すものです。大きな河川が少なく、住民が安全な水の入手に日々苦慮しているボホール州の離島・山間地域において、雨水を再利用する給水システムの導入や、地域や学校における衛生教育を実施することで、衛生環境の改善を目指します。
 
日本NGO連携無償資金協力は、日本のNGOによる途上国での開発事業を支援するものであり、2002年に開始されました。フィリピンでは現在までに本契約を含め、計58件の贈与契約が締結されており、支援総額は16億円以上にのぼります。今回署名した案件は、我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップのさらなる強化に資するものです。