勇者の日記念式典 プレスリリース
令和5年4月11日


4月10日、越川大使は、バターン州ピラー市サマット山国立聖堂(Mount Samat National Shrine, Pilar, Bataan)で催された、第81回「勇者の日」記念式典に出席し、スピーチを行いました。本式典には、マルコス大統領、ガルシア・バターン州知事、閣僚、上院議員、フィリピン政府関係者、米国大使館関係者等が出席しました。


越川大使は本式典におけるスピーチの中で、バターンの地で戦闘の犠牲になった方々に追悼の意を表明するとともに、今日の平和と安全に多大な貢献を行った退役軍人の方々に敬意を表明しました。その上で、我々日本国民が、第二次世界大戦後、自国の行動を深く反省するとともに、永遠の平和を願い、法に基づく国際秩序を守ることを決意したことに触れ、我が国は、インド太平洋地域の平和と安定を維持するという共通の目標を有し、相互に信頼し合うパートナーであるフィリピン及び米国と緊密に連携していく旨述べました。また、国際的な安全保障環境が厳しさを増す中、現在及び将来の世代のために戦争の悲劇を繰り返さないことを強調しました。


また、本年2月にマルコス大統領が我が国を公式訪問した際に、両首脳が幅広い分野での二国間協力を強化することを再確認したことに言及し、日比の戦略的パートナーシップは一層深まってきている旨述べました。さらに、「日本は危機の時も繁栄の時も、最も信頼できるパートナーである」とのマルコス大統領の言葉を引用し、同大統領の信頼に応えられるよう努力していくとともに、日比・日比米関係を一層高みに引き上げることができることを心から望んでいる旨述べました。