無償資金協力「健康な海洋ときれいな都市イニシアティブ」(UN-Habitat連携)引渡式
令和5年6月23日




6月22日(木)および23日(金)、ルソン島南部に位置するビコール地方アルバイ州レガスピ市において、立川淳平一等書記官は「健康な海洋ときれいな都市イニシアティブ」により造成された資源回収施設およびスマート廃棄管理システムの引渡式に出席しました。引渡式にはジェラルディン・ロサル・レガスピ市長、レナト・バラボリド・レガスピ市議会環境委員会議長、クリストファー・ロリオUN-Habitatフィリピン事務所代表他、関係者が出席しました。
海洋ごみは環境や海洋生態系や公衆衛生を危機にさらす等多くの問題を引き起こす地球規模の課題であり、フィリピンでも深刻化しています。フィリピンは東南アジア諸国においてゴミ回収率が高い一方で、世界で3番目の海洋ゴミ排出国でもあります。



日本はUN-Habitatフィリピン事務所に3百万米ドルを拠出し、カガヤンデオロ市、カラパン市、ダバオ市、レガスピ市、マニラ市およびオロモック市の6都市で「健康な海洋ときれいな都市イニシアティブ」を実施しています。本事業ではフィリピン政府が定めた海洋ゴミに関する国家行動計画の運用および普及に向けた制度面での能力強化を通じた海洋プラスチックゴミ削減およびゴミ回収や廃棄物管理システムに関するデータの開発を実施します。