コタバト市への廃棄物リサイクル設備の引渡式
令和6年2月22日




2月22日、コタバト市において、日本の拠出によりUNDPが実施する「都市における循環型経済を通じた国が決定する貢献(NDC)加速化プロジェクト」によるコタバト市への移動式資源回収施設、プラスチック溶解装置及びバイオガス消化槽の引渡式が開催されました。式典には松田賢一公使、エドウィン・カリーUNDPフィリピン事務所副代表、コタバト市関係者が出席しました。
松田公使はスピーチにおいて「本プロジェクトによりコタバト市は廃棄物管理の能力向上及び循環型経済への移行に向けたコミュニティの持続的な参画促進が期待される」と述べました。また、松田公使は同様にコタバト市が他の市町村への横展開に向けた成功事例になってもらいたいとも述べました。
この「都市における循環型経済を通じた国が決定する貢献(NDC)加速化プロジェクト」では日本政府からの290万米ドルの拠出を通じてパシッグ市、マニラ市、ケソン市、カローカン市及びコタバト市の5市において循環型経済移行に向けた実証活動が行われます。これにより、パリ協定に基づくフィリピンの国が決定する貢献(※2030年までに温室効果ガス75%削減)達成とともに、経済成長や雇用創出及び環境保全等が期待されます。