円借款「ダルトンパス東代替道路建設計画(第一期)及びマニラ首都圏地下鉄計画(フェーズ1)(第三期)」交換公文の署名

令和6年3月26日
3月26日、松田賢一駐フィリピン公使は、マナロ外務大臣との間で、円借款「ダルトンパス東代替道路建設計画(第一期)」(供与限度額1,000億円)及びマニラ首都圏地下鉄計画(フェーズ1)(第三期)」(供与限度額1,500億円)の交換公文に署名しました。
 
ダルトンパス東代替道路建設計画(第一期)は、マニラ首都圏とルソン島中北部を直接結ぶ主要幹線道路であるダルトンパスのバイパス道路を整備するためにフィリピン政府に融資するものです。

 
Image Courtesy of the Department of Public Works and Highways (2024)

災害に強く走行性に優れた代替道路の建設により、ルソン島中北部とマニラ首都圏間のアクセス改善や連結性強化、経済活性化に寄与することが期待されます。
 
マニラ首都圏地下鉄計画(フェーズ1)(第三期)については、第一期(2017年11月13日署名、供与限度額1,045億3,000万円)、第二期(2021年7月27日署名、供与限度額2,533億700万円)に引き続き、フィリピンで初めてとなる地下鉄を整備するためにフィリピン政府に融資するものです。
 
 

このマニラ地下鉄の整備により、マニラ首都圏において増加する輸送需要への対応やマニラ首都圏の深刻な交通渋滞の緩和、大気汚染や気候変動の緩和を図ることが可能となり、フィリピンの投資促進を通じた持続的経済成長に寄与することが期待されます。
 
供与条件
(1)借款額:2,500億円(総額)
・ダルトンパス東代替道路建設計画(第一期):供与限度額1,000億円
・マニラ首都圏地下鉄計画(フェーズ1)(第三期):供与限度額1,500億円
(2)金利:年0.3%(コンサルティングサービスは年0.2%)
(3)償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)
(4)調達条件:日本タイド
 
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