第82回「勇者の日」記念式典

令和6年4月9日
  
Image courtesy of Presidential Communications Office

 
4月9日、遠藤大使は、バタアン州ピラー市サマット山国立聖堂(Mount Samat National Shrine, Pilar, Bataan)で催された、第82回「勇者の日」記念式典に出席し、スピーチを行いました。本式典には、マルコス大統領、テオドロ国防大臣、上下院議員、ガルシア・バタアン州知事、退役軍人関係者、比政府関係者、米国大使館関係者等が出席しました。
 
遠藤大使は本式典におけるスピーチの中で、バターンの地で戦闘の犠牲になった方々に追悼の意を捧げるとともに、今日の平和と安全に多大な貢献を行った退役軍人の方々に敬意を表明しました。その上で、遠藤大使は、第二次世界大戦後、過去への深い反省の上に二国間の友好に尽してきた先人たちの多大な努力があって、日比が現在極めて良好な関係を享受しており、最近では、二国間の「戦略的パートナーシップ」が内実を伴って一層深化している旨述べました。
 
また、国際社会が複合的な危機に直面する中、直近の史上初の日米比首脳会談等を通じ、米比を含む同志国と協力し、大戦後に人類が築き上げてきた、法に基づく国際秩序及び海洋秩序の維持・強化に引き続き貢献していくことを強調しました。
 
さらに、繁栄の時も苦難の時も、遠藤大使は、マルコス大統領のリーダーシップの下にある比政府と引き続き緊密に連携し、人的交流、貿易・投資、経済協力、海上法執行、防衛協力など、幅広い分野で二国間関係を高みへ引き上げていく旨述べました。