南北通勤鉄道事業(マロロス-ツツバン)における高架橋接続式典

令和6年10月4日

 
10月4日、遠藤大使は南北通勤鉄道事業(マロロス-ツツバン)における高架橋接続を記念する式典に出席しました。

マニラ首都圏では、道路の混雑などにより渋滞が深刻化し、貨物物流などにも悪影響を及ぼし、フィリピンの国際競争力の低下の要因の一つとなっています。南北通勤鉄道事業は、マロロス市から首都圏マニラ市ツツバンまでの通勤線区間(約38キロメートル)の鉄道整備を支援するものです。これにより、首都圏の交通ネットワークの強化とその深刻な交通渋滞の緩和を図り、首都圏の経済圏の拡大とその大気汚染の緩和に寄与します。

本日行われた式典は、南北通勤鉄道事業のCP01工区とCP02工区が高架橋で接続されることを記念するものです。南北通勤線の完成に向けて引き続き整備が進められます。

遠藤大使からは「日本政府が引き続きODAを通じてこのプロジェクトを支援していくことを再確認し、フィリピン政府、特に運輸省(DOTR)の重要なパートナーとして、質の高いインフラの整備を通じてフィリピンの人々により快適な生活を提供できることを光栄に思っている」旨述べました。

日本政府は引き続き、フィリピンにおける鉄道事業への支援を着実に進めて参ります。