遠藤大使によるアジアパシフィックアライアンス主催ナショナルプラットフォーム会議出席

令和6年10月17日
 

10月16日、遠藤大使はパラニャーケ市で開催されたアジアパシフィックアライアンス(A-PAD)主催のナショナルプラットフォーム(NPF)会議に出席し、スピーチを行いました。同会議は、A-PADによる令和5年度日本NGO連携無償資金協力事業「マルチセクター連携による防災・災害対応におけるコミュニティのレジリエンス強化事業」の一環として開催されたものです。フィリピン各地の地方自治体、大学、医療機関、企業団体、市民団体から代表者が参加し、災害時の医療対応や官民連携、災害教育等に関する各地の取組事例が紹介され、自立的かつ持続的なマルチセクター間連携のあり方について意見交換が行われました。

遠藤大使はスピーチの中で、災害対応においては、国境を越えた連携、官民の幅広い関係者の連携、人道支援と開発支援の連携等、あらゆる要素が不可欠であり、平時の時からマルチセクター間で連携し災害に備えることの重要性を述べました。その上で、平時及び有事におけるA-PADの取組に対し敬意を表したともに、同団体の取組が自立的かつ強靭な防災システムの構築につながることへの期待を述べました。

[参考]アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)
アジア太平洋地域において、大規模な災害が発生した際、参加各国のNGOが各国政府及び民間企業と連携・協働して、迅速且つ効果的な緊急人道支援活動を実施すること、並びに参加国間の官・民・NGOが一体となり、また連携・協働する包括的な防災体制の構築を目的として2012年10月に設立。日本、韓国、インドネシア、フィリピン、スリランカ、バングラデシュの6カ国の団体で構成。