遠藤大使によるエルピディオ・キリノ大統領顕彰碑除幕式への出席
令和6年12月13日

2024年12月12日、遠藤大使は、マニラ首都圏モンテンルパ市のニュービリビッド刑務所敷地内において、大澤清記念碑に隣接する故エルピディオ・キリノ大統領の顕彰碑除幕式に参加しました。

式典には、モンテンルパ市のロザノ・ルフィノ・ビアソン市長、アレリ・アンジェラ・キリノ・キリノ財団会長、メレンシオ・ファウスティーノ矯正局総監(土地管理担当)、浅沼武司比日連合財団代表、加納美術振興財団の加納佳世子氏らが出席しました。

比日連合財団が主導したこのプロジェクトは、故キリノ大統領のリーダーシップと人間性を偲び、その功績を称えるものです。1953年、キリノ大統領はフィリピンの日本人捕虜に恩赦を与え、その後の日比国交正常化の礎を築きました。
2023年7月、大使館は英雄墓地にあるキリノ大統領の墓前で、日本人捕虜に対する大統領恩赦から70周年を記念する式典を開催しました。2016年には、東京の日比谷公園にもキリノ大統領の顕彰碑が建てられてました。

遠藤大使は、その挨拶の中で、キリノ大統領の寛容の精神を称えました。 また、キリノ大統領の功績が後世まで記憶されることを願う旨述べました。

除幕式の後、遠藤大使はモンテンルパ市のニュービリビッド刑務所敷地内にある日本人墓地を訪問し、献花を行いました。また、遠藤大使は、モンテンルパ博物館において、キリノ大統領による恩赦を記念したコーナーなど、モンテンルパ市の歴史を紹介する展示を視察しました。