遠藤大使の南シナ海に関する比中仲裁判断9周年記念シンポジウム出席
令和7年7月11日

7月11日、遠藤大使は、ストラットベース戦略国際関係研究所主催の南シナ海に関する比中仲裁判断9周年記念シンポジウムに出席しました。
2016年7月12日に南シナ海に関する比中仲裁判断が発出され、今年で9周年を迎えたことを記念して行われたシンポジウムであり、駐比各国大使や有識者によるスピーチが行われるなど、南シナ海に関する意見交換が実施されました。
遠藤大使からは、地域平和と安定を脅かすような力や威圧により現状を変更しようとする一方的な試みに反対し、国連海洋法条約と一致しない主張についても深刻な懸念を示しました。
また遠藤大使は、当事国がこの判断を遵守し、南シナ海における紛争の平和的解決につながることを強く期待する旨述べました。
我が国は、ASEAN諸国を始めとする関係国とも連携しながら、法の支配に基づく海洋秩序の維持・強化を図り、自由で開かれたインド太平洋の実現を目指していきます。
Speech of Ambassador ENDO Kazuya at the Symposium on the 9th Year of the Arbitral Victory