第23期「日本政府人材育成奨学計画(JDS)」対象者壮行会

令和7年8月13日


2025年8月12日、フィリピンの若手行政官等を対象とした「日本政府人材育成奨学計画(JDS)」23期生対象の壮行会が大使公邸で行われました。20名の今期JDS対象者は日本各地の大学院に進学する予定です。


JDSは、2002年にフィリピン政府が日本政府からの資金援助を受けて開始されたものであり、国際協力機構(JICA)が実施する政府開発援助(ODA)の一環として実施している無償資金援助です。このプログラムは、将来指導者層となることが期待される優秀なフィリピンの若手行政官を受け入れ、能力向上を図り、フィリピンの社会経済発展に貢献することを目的としているほか、日本のよき理解者として両国友好関係の基盤の拡大と強化に貢献することも期待しています。



遠藤和也大使は、JDS対象者に対して激励の言葉を伝えるとともに、彼らの学びが良い成果をもたらし、フィリピンのさらなる進展と繁栄に役立つことを期待する旨を述べました。



壮行会にはJDS運営に関わった各機関からゲストとして、ジョセフ・J・カプーノ経済企画開発省次官、アレン・カリリヨ外務省アジア大洋州局課長代行、フェルナンド・M・ポリオ公務員委員会局長、馬場隆JICAフィリピン事務所長、デ・ラ・サール大学のヒエイダ・ベルナデット講師、日本国際協力センター(JICE) の小野田幹生カントリーコーディネーターらが出席しました。



この事業を通じて優秀なフィリピン行政官が、日本での2年間の滞在を通して日本の文化や政治・経済システムに触れることとなり、将来的に日比の多方面での関係強化に貢献することが期待されます。