令和7年秋の外国人叙勲

令和7年11月3日
令和7(2025)年11月3日、日本政府は、令和7年秋の外国人叙勲の受章者を発表しました。フィリピンにつきましては、次の2名の方が受章されました。
 
フアン・ミゲル・ズビリ氏      旭日大綬章
ハイメ・バウティスタ氏       旭日重光章
 

フアン・ミゲル・ズビリ氏は、2022年から2024年にかけて上院議長を務めました。上院議長として議員交流を重ね、日・フィリピン間の外交関係及び議会間交流強化に貢献しました。また、日フィリピン間の経済連携協定に対する支持や投資環境改善の取組を通じて日フィリピン経済関係強化にも貢献されました。さらに、二国間の協力関係が経済分野のみならず安全保障分野にも拡大する中で、日・フィリピン部隊間協力円滑化協定(RAA)の早期承認にも尽力しました。


ハイメ・バウティスタ氏は、航空、鉄道、道路、都市開発など様々な分野を通じて、日フィリピン関係の強化に多大な貢献をしました。同氏は、2022年から2025年にかけて運輸大臣を務め、特に鉄道分野においては、日本の政府開発援助(ODA)を通じて実施されているマニラ首都圏地下鉄事業等の大型鉄道プロジェクトを着実に推進しました。また、フィリピン航空社長時代には、羽田-マニラ線の新規航路開設を行うなど日本-フィリピン間の航空ネットワークの拡大に大きく貢献しました。