遠藤大使、「東南アジア青年の船」第49期フィリピン代表団を歓迎
令和7年11月24日

11月24日、遠藤大使は、「東南アジア青年の船(Ship for Southeast Asian and Japanese Youth Program:SSEAYP)」第49期フィリピン代表団の表敬訪問を受けました。国家青年委員会(NYC)のミッシェル・マエ・ゴンザレス次官補やソーシャルマーケティング課のクリスタベス・マドリガル課長も同席しました。

今年の代表団は、自らを「バガニ(Bagani)」と名づけています。これはフィリピンの伝統部族における指導者を意味する言葉で、同代表団は全国から選ばれた17名の若者で構成されています。「バガニ」が象徴する知恵、勇気、そしてリーダーシップを体現しつつ、本年度の代表団は日本、シンガポール、タイにおいて、地域間の絆とコミュニティづくりをさらに強める役割を担います。

表敬訪問の中で、遠藤大使は第49期フィリピン代表団に対し心からの祝意を述べ、「日本とフィリピンの長きにわたる友情と協力を支える“現代の英雄”」と称賛しました。また、大使は「SSEAYPは、文化、コミュニティ、そしてリーダーシップを基盤として、ASEAN の若者の相互理解を深めることを目的としたプログラムです。この理解から、地域をより強く結びつける活力ある絆が生まれ、皆さんが築く友情は長く続く糸となるでしょう」と述べ、積極的な対話と交流の重要性を強調しました。
これに対し、代表団のナショナル・リーダーであるメトディオ・マラギノット・ジュニア氏は、第49期全員の思いを代弁し、SSEAYPでの経験を生かして、フィリピン、日本、そして東南アジアの間にさらなる友情の架け橋を築いていきたいとの抱負を述べました。

「東南アジア青年の船」事業は、内閣府が主催する青年交流プログラムであり、日本と東南アジア諸国との相互理解の促進と将来を担う青年のリーダーシップ醸成を目的として1974年から毎年行われてきました。本事業の詳細については、下記リンク(内閣府サイト)を参照ください。
http://www8.cao.go.jp/youth/kouryu/data/sseayp.html