草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ボホール州バレンシア町アノヨン中等学校教室整備計画」引渡式
令和8年3月19日

3月18日、ボホール州バレンシア町において、令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として実施された「ボホール州バレンシア町アノヨン中等学校教室整備計画」の引渡式典が開催され、当館より向川友理絵二等書記官が出席しました。同式典には、ボホール州バレンシア町よりディオニシオ・ニール町長および自治体関係者、学校関係者が出席しました。

2022年に設立された公立アノヨン高校は、元々教育機関の少ない地域にあり、地域の子ども達への平等な教育機会の場を提供してきました。当初は21名だった生徒数も順調に増加し、来年度は7年生から10年生まで約150人の入学者数が想定されていますが、入学者数の増加に伴って教室数が不足し、生徒は限られた教室数の中で教育を受けざるを得ない状況でした。

本問題の解決のため、本事業では、94,607米ドル(約1400万円)(注1)をボホール州バレンシア町に供与し、教育省の要件を満たす1階建て4教室を新たに建設することによって、約300人の生徒に安全な学習環境を提供します。これにより同町では、公教育における教育環境の改善が図られます。
「人間の安全保障」の理念に基づき1989年に開始された草の根・人間安全保障無償資金協力において、我が国はこれまでフィリピンのトップドナーとして計569件の事業を実施してきています。我が国はこうした草の根レベルの支援についても従来から積極的に取り組んでおり、本事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。
注1)1ドル=150円(令和7年度支出官レート)