横田公使のバンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域(BARMM)南ラナオ州訪問

令和8年7月9日

7月7日~8日、横田公使は、バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域(BARMM)の南ラナオ州を訪問しました。
 

BARMMでは貧困や平和構築が課題となっている一方で、農業や漁業が主要な産業で、フィリピンの食料安全保障にとっても重要な地域になっています。日本政府は、BARMMにおける農家、漁民の生計確保、技術力向上、就業機会の確保、持続可能な生産構築等のため、これまで支援を実施しており、現在は国連食糧農業機関(FAO)連携無償を通じてBARMMにおいて、「BARMMにおける持続可能な水産業バリューチェーン」を実施しており、BARMM政府職員、自治体、小規模漁業、養殖業者のために強靱で持続可能な漁業・養殖技術の能力向上支援等を実施しています。 
 

横田公使は、マラウィ市刑務所を訪問し、本プロジェクトで刑務所内に建設予定の養殖施設着工式典に出席しました。式典にはペンダトゥン・パタラサBARMM農業・漁業・農地改革省(MAFAR)局長、リオネル・ダバディFAOフィリピン代表などが出席しました。横田公使は式典の挨拶において、本養殖施設と技術支援によって刑務所スタッフに技術的な指導が継続的に提供され、また、被収容者の生計確保及び技術力向上に役立ち、出所後も、安定的かつ平和的に地域の発展に貢献できることを期待する旨述べました。 
 

 

また、横田公使は南ラナオ州のマミンタル・アディオン州知事、プーナ・バヤバオ町のジャニマ・デロゴンガン・パンディ町長及びシャリフ・ウスマン・ガンダムラ副市長を表敬訪問し、日本政府がこれまで同州で実施してきた各国際連携無償やJICAプロジェクトへの協力に対し感謝を述べるとともに、実施中の各案件への引き続きの協力要請やBARMMにおける平和構築に関する日本政府の今後の方針や同州への支援についての意見交換を行いました。

その他、横田公使は本プロジェクトによる飼料加工施設や技術支援の受益者である漁業団体と面会し、持続的な漁業分野の発展に向けた地域の課題について意見交換を交わすなど、本訪問は様々なステークホルダーとの間で日本による支援の意義や期待、関係機関との一層の連携を再確認する機会となりました。