草の根無償資金協力 「タルラック州プラ町マウンギブ初等学校校舎建設計画」引渡式
令和8年7月14日

2026年7月13日、タルラック州プラ町において、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として実施された「タルラック州プラ町マウンギブ初等学校校舎建設計画 」の引渡式が開催され、当館より鈴木勇紀一等書記官および向川友理絵二等書記官が出席しました。同式典には、プラ町のバルモレス町長や学校関係者が出席しました。

約100名の児童が通うマウンギブ初等学校 の校舎は古い木造建物であり、児童生徒の増加に対する教室数の不足に加えて、深刻な浸食被害や雨漏りが確認されていた上、コンクリートの床板にもひび割れや陥没している箇所が随所にあり、建物の倒壊・崩落等の危険性が懸念されていました。また、同校舎にはトイレが不足しており、衛生面の問題も生じていました。

本問題の解決のため、本案件では78,267米ドル(約1080万円)*をプラ町に供与し、1棟6教室及びトイレ6室を新たに建設し、同校児童及び教員が安全かつ衛生的に学習できる環境を整備することで、同町の初等教育の質の向上に貢献します。

式典では、7月の日本の伝統行事である七夕に合わせた児童による「たなばたさま」の日本語での合唱に会場は和やかな雰囲気に包まれました。また、子ども達は本案件により供与された新しい教室で自分達の願い事を短冊に書いて笹につるす日本文化の体験を行い、世代を超えて日本とフィリピンの将来に亘る友好が祈願されました。

草の根無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、我が国はフィリピンのトップドナーとして、1989年から現在に至るまでの間に、計569件の事業を実施してきています。こうした草の根レベルの支援についても我が国は従来積極的に取り組んでおり、本件事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。
*2 1米ドル=139円(令和6年度支出官レート)