北川大使による着任ご挨拶
令和8年9月18日

この度、駐フィリピン日本国大使として着任いたしました北川克郎(きたがわ かつろう)です。着任に際し、謹んで御挨拶を申し上げます。
本年、日本とフィリピンは国交正常化70周年という歴史的節目を迎えました。政治・安全保障、経済・開発協力、人的・文化交流など、あらゆる分野において両国関係はかつてない広がりと厚みをみせています。さらに5月には、マルコス大統領御夫妻が国賓として訪日され、首脳会談において両国関係をフィリピンとして初となる「包括的・戦略的パートナーシップ」へと格上げすることで一致しました。この合意を新たな礎とし、二国間の協力関係を一層強力に推進してまいります。
また、本年はフィリピンがASEAN議長国を務める重要な年でもあります。7月のASEAN関連外相会議をはじめ既に多くの会合が実施され、フィリピンのリーダーシップの下で様々な課題への取組が進められており、。11月にはASEAN関連首脳会議も予定されています。日本としても、日フィリピンの強固な連携を梃子(てこ)として、地域と世界の安定と繁栄に貢献する具体的な成果を積み上げていく所存です。
このような重要な局面において駐フィリピン大使を拝命し、両国の架け橋の一端を担えることに大きな喜びを感じるとともに、その責務の重さに身が引き締まる思いです。
現在の極めて良好な日比関係は、過去の苦難の時期を乗り越え、相互理解と信頼のために尽力されてきた先人達の足跡と、両国民の心の通い合う交流の結晶です。この揺るぎない基盤である「人と人とのつながり」をさらに広げ、次世代へと力強く継承できるよう全力を尽くしてまいります。
日本国大使館、在ダバオ総領事館、在セブ総領事館は、常に在留邦人の皆様と共にあります。皆様の安全・安心・健康、そして発展こそが私たちの第一の任務です。皆様のご支援とご協力を賜りながら、日フィリピン関係のさらなる飛躍に向け、職員一同、一丸となって取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2026年9月