ノン・プロジェクト無償資金協力「次世代自動車パッケージ」に関する引渡式典

平成29年5月23日
       

      


19日、石川和秀駐フィリピン日本国大使は、エネルギー省本部で開催された、ノン・プロジェクト無償資金協力である「次世代自動車パッケージ」の引渡式典に出席しました。
 
同式典において、24台の次世代自動車が日本政府からフィリピン政府に、アルフォンソ・G・クシ・エネルギー大臣(Mr. Alfonso G. Cusi, Secretary of Energy)及び関係政府機関代表の臨席の下、引き渡されました。
 
「次世代自動車パッケージ」(5億円)は、77台のハイブリッド車、4台のプラグインハイブリッド車、充電設備を含む4台の電気自動車で構成され、複数のフィリピンの政府機関及びマニラ首都圏並びにリージョン8(東ビサヤ地方)のフィリピン国家警察に供与されるものです。本件無償資金協力は、次世代自動車のフィリピン国内における普及・促進及び緊急事態対応並びに台風ヨランダの被害を受けた地域の復興支援のために実施するものです。残りの車両も今後順次、フィリピン政府に引き渡される予定です。
 
石川大使はスピーチの中で、日本のフィリピンへの協力拡大のコミットメントを再確認しつつ、環境負荷が低い車両をフィリピン政府が利用することは、民間セクターへの良い前例となることを強調しました。
 
 本協力により、フィリピンの産業及び環境政策支援を図ると同時に、今後の我が国の企業の海外展開が促進され、我が国とフィリピンとの経済関係が一層強化されることが期待されます。