無償資金協力「沿岸警備通信システム強化計画」引渡し式

平成30年2月19日

 

 

 

2月12日,沿岸警備隊ビサヤ管区本部において,フィリピン共和国に対する無償資金協力「沿岸警備通信システム強化計画」により整備された施設の供用式典が開催され,比政府からは,ツガデ運輸大臣,ハーモヒーノ沿岸警備隊長官,日本側からは和泉洋人総理補佐官,羽田浩二大使がそれぞれ出席しました。式典では,ツガデ大臣より我が国への深い感謝の意が述べられました。
 
本事業では,我が国の無償資金協力(供与限度額約12億円(約5億ペソ))により,沿岸警備隊の主要運用船舶,新設管区本部等と本庁間を結ぶ衛星通信システムを構築するとともに,海上交通量の多いセブ港周辺を対象に,船舶の安全航行の支援,不審船の探知等のため,レーダー他による監視システムを整備しました。
 
本事業により,海上法執行,海難事故の防止及び発生時における迅速な対応等に必要な沿岸警備隊の能力が強化され,フィリピンにおける海上交通の安全性が向上することにより,同国の持続的経済成長に貢献するとともに,我が国との緊密な経済関係が維持・促進されることが期待されます。
 
 [関連リンク]
・外務省HP フィリピン共和国に対する無償資金協力に関する交換公文の署名
  https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000775.html
・ODA見える化サイト 無償資金協力「沿岸警備通信システム強化計画」
  https://www.jica.go.jp/oda/project/1361010/index.html