5月31日、ルソン島南部ケソン州パグビラオおいて、パグビラオ石炭火力発電所の3号機完工式が行われ、当館羽田大使が出席しました。
本事業は、東京電力と丸紅株式会社が出資する合弁会社であるTeaM Energy社と、フィリピン大手電力事業者であるAboitiz Power社との共同事業で、パグビラオ発電所内の1号機・2号機に隣接して、新たに3号機の増設を2014年12月から開始しました。新たに増設された火力発電3号機の発電容量は420MW(メガワット)であり、総工費は約9億7600万ドルの事業です。
先方政府からロドリゴ・ドゥテルテ大統領、アルフォンソ・クシエネルギー大臣等が出席し、またTeaM Energy社およびAboitiz Power社の代表が出席して、3号機の点火式を行いました。
ドゥテルテ大統領は演説で、「同発電所の増設により、国内の家庭や産業分野に安価で安定的な電力供給が可能となり、またケソン州における雇用機会を提供されることとなる。」として、同発電所への期待を述べました。
同工発電所の増設により、フィリピンの持続的経済成長及び我が国との緊密な経済関係が維持・促進されることが期待されます。