羽田大使のCD-CAAMティラピア養殖サイト訪問

羽田大使は12月13日,マギンダナオ州のスルタンマストゥーラにあるティラピア養殖サイトを視察しました。

同サイトで行われているティラピアの養殖事業は,国際協力機構(JICA)が,ミンダナオ紛争影響地域コミュニティ開発のための能力向上支援プロジェクト(CD-CAAM/2012年~2016年)の一環として,紛争影響地域であるスルタンマストゥーラ町のタンブ集落のモロイスラム解放戦線(MILF)の元兵士を中心とする農民に対して,ティラピア養殖の技術支援を行ったものです。これは,ミンダナオ和平プロセスにおいては,MILFの元兵士の社会復帰が重要な課題となっているところ,日本政府として彼らの社会復帰を支援するために実施されたものです。

本事業の実施により,養殖技術を得たMILFの元兵士等がティラピアの販売により,安定した収入を得られるようになったのみならず,本事業において促進された農民間の技術普及を通じて,近隣のコミュニティも広く恩恵を受けています。このような日本の支援が,ミンダナオの紛争影響地域におけるMILFの元兵士等の社会復帰に貢献し,ひいてはミンダナオ和平プロセス全体の成功に貢献することが期待されています。