LRT-1号線延伸事業起工式の開催

令和元年5月8日
 
  


   5月7日,マニラ首都圏パラニャーケ市において,LRT-1号線南延伸の起工式が開催され,比側からはツガデ運輸大臣,日本側からは伊従公使,和田JICAフィリピン事務所長他がそれぞれ出席しました。

    本事業は,マニラ首都圏を南北に走る軽量鉄道LRT-1号線(全長18km)につき,現在の南端であるバクララン駅からカビテ州ニヨグまで約12km延伸するものです。このうち,車両調達,車両基地の整備について,円借款「マニラ首都圏大量旅客輸送システム拡張計画」(供与限度額約433億円)の一環として実施します。

   本路線は,東南アジア初の都市鉄道として1984年に開業し,現在もマニラ市内の主要な公共交通機関としての役割を果たしてきていますが,我が国は,開業後に需要増大に対応して行われた2度の機能拡張事業への支援を通じて,その運営に貢献してきました。
本事業では,首都圏と郊外の間における移動の利便性が向上し,急速な人口増大,経済成長が進展しているマニラ首都圏の持続可能な発展への寄与することが期待されます。