令和元年度日本NGO連携無償資金協力「農家の生計向上を目指す高品質イチゴの観光農園の普及事業(第1次)」贈与契約署名式
令和2年3月4日


3月4日,羽田浩二駐フィリピン大使は,日本大使館において,特定非営利活動法人 イカオ・アコとの間で令和元年度日本NGO連携無償資金協力「農家の生計向上を目指す高品質イチゴの観光農園の普及事業(第1次)」の贈与契約に署名しました。先方からは後藤順久理事長が出席しました。資金供与額は,213,832米ドル(約2,350万円)です。
本事業は,西ネグロス州シライ市パタグ村におけるイチゴ栽培・観光農園のビジネス化に関する事業です。当地における,貧困・就学率向上のための所得増加という課題の解決に向け、日本のイチゴの栽培技術と観光農園運営のノウハウを活用します。
日本のNGOによる途上国での開発事業を支援する日本NGO連携無償は,2002年から開始されました。フィリピンでは,現在までに本契約を含め,計52件の贈与契約が締結されており、支援総額は12億円以上にのぼります。今回署名した案件は,我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップの更なる強化に資するものです。