遠藤大使によるカガヤン・デ・オロ川流域洪水予警報センター開所式への出席

令和7年4月4日

 

2025年4月4日、遠藤大使は、ソリダム科学技術大臣とともに、東ミサミス州のカガヤン・デ・オロ川流域洪水予警報センターの開所式に参加しました。

 

この施設は、カガヤン・デ・オロ川流域の洪水予警報システム改善プロジェクトの一環として、日本の無償資金協力により設置されます。フィリピン気象庁(PAGASA)が実施するこのプロジェクトでは、災害への備えをさらに強化するため、カガヤン・デ・オロ川流域にXバンドレーダー、降雨観測所、改良された通信網が追加的に整備されます。こうした取組によって改善された予警報システムは、情報の精度を大幅に向上させ、ブキドノン州と東ミサミス州の被災地域に適切な洪水速報と警報を提供することが期待されています。

 


遠藤大使は、式典の中で、フィリピンの発展に対する日本の強いコミットメントを強調し、「災害リスク軽減は依然として両国間の協力の重要な分野であり、この取り組みがフィリピン国民の意識を高め、減災へのさらなる投資を促すことを期待している」旨述べました。

 

日本は引き続きフィリピンによって最大の援助供与国であり、インフラ、洪水対策、災害対策、環境、ミンダナオ和平プロセス等のさまざまな分野において協力を実施しています。このプロジェクトは、フィリピンの喫緊の課題に対する長期的な解決策を生み出すことを目的とした、日本とフィリピンの互いの強みを活かし、共に成長する特別な友情で結ばれた戦略的パートナーシップの証です。

プロジェクトの詳細については、以下のリンクをご覧ください: カガヤン・デ・オロ川流域洪水予警報システム改善計画 及び人材育成奨学計画(2018年派遣,2019年派遣)の署名