令和7年度日本NGO連携無償資金協力 贈与契約書取り交わし

令和7年4月25日


4月25日、遠藤和也駐フィリピン大使は、特定非営利活動法人 イカオ・アコとの間で令和7年度日本NGO連携無償資金協力「干ばつが常態化するボホール州における、雨水貯留タンクの建設による、安全な水の供給と衛生教育の体制づくり(第3年次)」の贈与契約書に署名しました。(資金供与額:149,612米ドル)

 

本事業はボホール州の離島・山間地域において、水供給システムの建設、システム維持管理体制の構築及び衛生教育を行うことにより、住民の健康状態の改善を目指すものです。大きな河川が少なく、住民が安全な水の入手に日々苦慮しているボホール州の離島・山間地域において、雨水を再利用する給水システムの導入や、地域や学校における衛生教育を実施することで、衛生環境の改善を目指します。

 


*1 日本NGO連携無償資金協力は、日本の国際協力NGOが開発途上国・地域で自主的に企画・実施する開発事業に対して外務省が資金協力を行うスキームとして2002年に開始されました。我が国はこうした草の根レベルの支援についても積極的に取り組んできており、フィリピンにおける本スキームを通じた支援総額は20億円以上(本契約を含め計68件の贈与契約)にのぼります。今回署名した案件は、我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップのさらなる強化に資するものです。

 

*2 1米ドル=150円(令和7年度支出官レート)