フィリピン元国費留学生協会(PHILAJAMES)50周年記念式典の開催及び同協会への在外公館長表彰の授与
令和4年12月12日


12月10日、越川大使は、ラグナ州のフィリピン大学ロスバニョス校において開催されたフィリピン元国費留学生協会(PHILAJAMES:Philippine Association of Japanese Government Scholars, Inc.)の設立50周年を記念する式典に出席しました。PHILAJAMESは、文部科学省の国費留学生制度を活用して日本に留学したフィリピン人の同窓会組織として1972年に設立され、日本への国費留学生のための出発前オリエンテーションや帰国した国費留学生のための歓迎会を開催するとともに、フィリピンの学校や大学において国費留学生制度に関するセミナーを開催し、同制度に関する理解を広める活動も行ってきました。
式典では、京都大学で経済学の博士号を取得した経験を有するホセ・カマチョ・フィリピン大学ロスバニョス校学長が挨拶を行い、同制度に対する深甚なる謝意を表明するとともに、同制度を活用して日本に留学したフィリピン人が日・フィリピン間の架け橋となってきたことをうれしく思うと述べました。


また、越川大使は、戦後の日・フィリピン関係の発展においてPHILAJAMESが極めて大きな役割を果たしてきたことに触れるとともに、今後もPHILAJAMESの活動を通じて,才能あふれる多くのフィリピンの若者が国費留学生として日本で学び、日・フィリピン関係の強化において枢要な役割を果たしてくれることを祈念すると述べました。越川大使は、こうしたPHILAJAMESの功績を称え、PHILAJAMESに在外公館長表彰を授与しました。

