残留日本人コヤマ氏の日本帰国が実現

令和5年9月11日
フィリピン司法省・入国管理局通達2023-004号「フィリピン日系人に関するガイドライン」が適用された最初のケースとして、令和5年9月10日、残留日本人のコヤマ・マルガリタ・ヒロコ氏がフィリピンを出国され、同日、無事に日本へ帰国されました。
 
 

 

コヤマ氏は、2017年に日本国籍を回復され、2019年に日本国旅券を取得されましたが、これまでフィリピン入国管理局から高額な罰金及び手数料を科される可能性があったため、日本への帰国を長年断念されていました。しかし、本年7月、フィリピン政府の理解と協力を得て、フィリピン司法省・入国管理局通達2023-004号「フィリピン日系人に関するガイドライン」が施行され、同ガイドラインが適用された最初のケースとして、9月10日、当該罰金及び手数料を支払うことなく、無事にフィリピンを出国されました。今後、コヤマ様は、数ヶ月ほど日本に滞在される予定です。

また、日本に向けてマニラ国際空港を出発される前には、コヤマ氏による記者会見が行われ、これまでの長年にわたるご苦労と、今般の日本帰国実現への喜びなどを、元気なお姿で語られました。(会見場:ホテルオークラマニラ様ご提供)
 
引き続き日本大使館として、希望される一人でも多くの残留日系人の方々が日本国籍を迅速に取得され、日本への円滑なご帰国を実現頂けますように、最大限の支援を行って参ります。