ホーム -我が国の対フィリピン ODA

保健医療分野における援助

トピックス( NEWS)

草の根・人間の安全保障無償資金協力(北イロコス移動診療サービス整備計画) 支援後の実施状況をモニタリングしてきました( 2005 年 5 月 17 日)

 同計画は、診療所の機能を持った 車輌を用いて北イロコス州の遠隔地 を定期巡回することにより、受診機 会が限られている遠隔地の貧困住民 の健康の確保及び生活向上を図るも のです。当大使館より、現地の住民 組織(イロコス医療保健サービス共 同組合)に対し、移動診療車輌 (写真1上)、医療機材等を供与しました。

  支援後の 2004 年 6 月から 2005 年 1 月まで、同車輌は、北イロコス州 を中心に 93 の村落(バランガイ)、 1,640 名の地域住民に対して、診療 サービスを提供してきました。

 今回のモニタリングでは、左眼の 異常を訴えた患者に対し、簡単な手 術が行われた様子が見学できました (写真1下)

 この患者によると、視野への影響 から日常活動も制約を受けていたと ころ、今回の診療に大変感謝してい るとのことでした。  

  <写真1>

第6回日本・ WHO/WPRO 定期協議 がマニラにおいて開催されました( 2005 年 3 月 28 日~ 29 日)。同会議は毎年、日本政府- WHO 西太平洋地域事務局間により、場所を東京とマニラを交互に移して開催されています。今回は、例年どおり感染症や緊急人道支援等各分野別の連携について協議されたほか、国別連携事例として、フィリピン及びカンボジアにおける事例が具体的に紹介され、今後の連携の在り方について議論が行われました。


<写真2 出席者による全体写真>

◇ 2004 年に終了した カピス州における人間の安全保障基金プロジェクト (クリック → 案件概要へ)の委譲式がロハス市会場において開催されました( 2005 年 1 月 18 日)。同会議には当館より山崎大使が出席し、同プロジェクトへの支援に関し、ベルメホ州知事より特別賞を授与されました。


<写真3左 空港にて。右よりベルメホ州知事、山崎大使、同州知事夫人、石井ジョイセフ事務局長>
<写真3右 委譲式でスピーチを行う山崎大使>

在外公館新興感染症担当官会議 (クリック → 貼り出し資料へ)が在フィリピン日本国大使館において開催されました( 2004 年 9 月 24 日)。同会議は、 アジア地域の在外公館等において、新興感染症(重症急性呼吸器症候群(SARS)、鳥インフルエンザ)への対応に携わった関係者の経験・知見を共有し、対策改善を目的として開催されました。


<写真4 出席者による全体写真>

援助の方針

対フィリピン保健医療支援基本方針( 2004 年 7 月 1 日) (クリック → 基本方針概要 へ

援助の実績

1.代表的な援助効果の例

◇国内3大都市(マニラ、セブ、ダバオ)及びバギオにおける代表的な病院に対し、外来棟を設置し、医療機材を供与しました。これにより、1日当たりの外来患者総数が増加しました。

(支援前)約 2,500 名 → (支援後)約 4,000 名

◇感染症対策として、結核の検査方法・治療方法についての技術協力を行いました。これにより、支援対象地域の結核患者の治癒率が向上しました。

(支援前) 78.1 % → (支援後) 84.5 %

2. これまでの主な無償資金協力・技術協力一覧 (クリック → 協力一覧 へ

その他

保健医療関連指標:他の代表的な ASEAN 諸国との比較 (クリック → 比較表 へ

ODA トップページに戻る